腎・泌尿器科センター

診療担当表

特色

1995年5月に泌尿器科および腎センター(血液透析)を開設、現在は此花区で腎泌尿器科では唯一の外来・入院を兼ね備えた病院です。当科では、泌尿器(腎臓・副腎・尿管・膀胱・前立腺・尿道・精巣(睾丸)・陰茎など)に関する疾患を診療するとともに、平成25年より前立腺肥大症に対する新規治療としてPVPレーザーを導入、平成27年より尿路結石に対するQuanta Lithoレーザー(エダップテクノメド社)、軟性尿管鏡を導入しました。 平成29年より大阪陽子線クリニックと医療連携し、前立腺癌に対する陽子線治療に対するサポートを行っております。また腎機能障害による症状や疾患に対しても腎臓/内分泌内科と連携し積極的に治療を行っております。新病院移転に伴い、此花区の基幹病院としてのさらなる発展を考え、此花区唯一の泌尿器科・人工透析の入院施設として患者様や地域住民の視点に立ち、排尿障害、腎機能障害、泌尿器悪性腫瘍、尿路結石など多岐にわたり、良質で満足度の高い医療を提供します。

前立腺肥大症の最新治療法 PVPについて

当院では、PVPレーザーを使った最新の前立腺肥大症手術を実施しています。
詳しくはこちらをご覧ください。⇒光選択的前立腺レーザー蒸散術(PVP)

前立腺癌に対する陽子線治療・X線治療について

当院では、大阪陽子線クリニックと医療連携を行い前立腺癌に対する陽子線治療・X線治療に対するサポートを行っております。放射線治療による合併症をできる限り低下させるため、照射前に経皮的放射線治療用金属マーカー留置術を行っております。
前立腺癌に対する陽子線治療について詳しくはこちらをご覧ください。⇒大阪陽子線クリニック

女性の排尿に関するトラブルについて

泌尿器科は女性にとって特に受診しづらい科です。しかしながら排尿の問題は女性にとって決してまれではありません。当院では女性の排尿障害に対しても内服治療や運動療法を中心に積極的に取り組んでおります。また、2016年7月より女性の尿失禁、子宮脱などの骨盤臓器脱(性器脱)への手術療法として、腹腔鏡下仙骨靭帯固定手術(LSC)を導入、また従来のTVT手術、TOT手術、TVM手術についても継続し、女性患者さんのQOL(quality of life:生活の質)の向上を目指すよう努力しておりますので、気になる症状がありましたらお気軽にご相談下さい。

当院泌尿器科の特色と診療内容

腎・泌尿器疾患センターは、当院の3階フロアにあります。
泌尿器科では、腎臓、膀胱、前立腺などの泌尿器系臓器にかかわる疾患を対象としています。迅速な対応、正確な診断、適切な治療をモットーとし、一般泌尿器科疾患(排尿に関するトラブル)のみならず、腎不全、泌尿器悪性腫瘍、尿路結石などにも積極的に取り組んでおります。
特色としては、前立腺肥大症に対する短期入院でのPVPレーザー治療、骨盤臓器脱(性器脱)に対する腹腔鏡下仙骨靭帯固定手術(LSC)、尿路結石に対する体外衝撃波結石破砕術やQuanta Lithoレーザー、軟性尿管鏡を用いた経尿道的砕石術(TUL)といった低侵襲治療を積極的に行い、短期間での社会復帰が可能となっています。自己血管でのバスキュラーアクセスが困難な症例に対する人工血管を利用したシャント作成、EDやLOH症候群(男性ホルモンのテストステロンの低下で起きる病気で倦怠感・めまい・イライラ・睡眠障害・物忘れ・精神不安・勃起不全(ED)・筋肉量の低下・体毛の変化(ヒゲが薄くなる等)などが代表的な症状です)などを行う特殊外来も行っています。


泌尿器疾患は恥ずかしくて受診したくないと思われることが多いですが、当院では来院された患者さまの気持ちに寄り添い、技術的かつ精神的にも支援し、苦痛と不安を少しでも和らげることを心掛けています。

泌尿器科で診る病気

・排尿障害:前立腺肥大症、過活動膀胱(急な我慢できない尿意)、
 神経因性膀胱(脳梗塞や脊柱管狭窄症などからくる排尿のトラブル)、
 尿失禁(骨盤臓器脱、間質性膀胱炎)
・泌尿器悪性腫瘍:前立腺がん、腎腫瘍、膀胱腫瘍、精巣腫瘍、陰茎腫瘍など
・尿路感染症:膀胱炎、前立腺炎、腎盂腎炎、精巣上体炎など
・腎結石、尿管結石
・男性不妊症、副腎腫瘍、ED、LOH症候群
・腎不全

こんな症状の方はぜひ泌尿器科を受診してください
・排尿後も残った感じがある(残尿感)
・尿の勢いがない・尿が出にくい
・尿をするのに時間がかかる
・尿にいく頻度が多い(頻尿)
・夜間のトイレが多い
・尿が漏れる・尿が間に合わない
・尿が赤い(血尿)
・尿が濁っている
・尿をするときに痛み
・検診で尿の異常を指摘された・結石が見つかった

疾患ごとの泌尿器科の治療

尿路結石

尿路結石治療に対しては無麻酔治療が可能な体外衝撃波結石破砕装置(ドルニエ社製Delta-Ⅱ)に始まり、Quanta Lithoレーザー(エダップテクノメド社)、軟性尿管鏡の導入に伴って経尿道的砕石術(TUL)、経皮的腎砕石術(PNL)といった低侵襲手術を行っております。



体外衝撃波結石破砕術とは、体外より衝撃波によって人体に害を及ぼすことなく結石を砕き、尿中に排出させる方法です。結石の位置、結石の硬さ、結石までの距離を参考にし、体外衝撃波結石砕石術が効果的ではないと思われる場合は、短期入院での経尿道的砕石術を行い、短期間での社会復帰を目指しております。患者さまの状態を適切に判断し、少しでも早く苦痛を取り除き、結石を除去できるように努めます。また、砕石後、結石分析を行い結石成分に合わせた食事指導等を行い、再発防止にも努めています。体外衝撃波砕石治療は、日帰りもしくは短期入院、経尿道的砕石術(TUL)は3日程度の入院にて行っております。

前立腺肥大症

治療は薬物療法より開始しますが、患者さん一人ひとりの症状の悩みや治療に対する希望をお聞きし、適切な検査の上、個人に合った最善の治療方針を提案いたします。当院ではPVPレーザーを平成25年から導入し、従来の前立腺肥大症手術と比較して格段に低侵襲で、入院期間の短縮が可能となっており、また、抗凝固薬などを内服しているために手術ができなかった方々への手術加療の適応も増えており、多くの患者さんに支持していただいてきております。また、携帯式尿流量計を用い、患者さんの御自宅での排尿状態の評価をも可能となってきております。

従来より行われてきた標準的術式である経尿道的前立腺切除術(TURP)と比べた場合、PVPは以下に示すいくつかの利点を有します。
◾術後の尿道カテーテル留置期間が短い(TURP:4-7日間 vs PVP: 1日程度)
◾入院期間が短い(TURP:7-10日間 vs PVP: 4日程度)
◾出血が少なく輸血の心配がない
◾低ナトリウム血症の発症リスクが低い

排尿障害

増加傾向にある女性の尿失禁に対しては、問診、診察によりどのような原因が隠れているかを想定し、諸検査結果から運動療法や薬物療法での治療を開始いたします。重症には手術を施行することもあります。2016年7月より女性の尿失禁、子宮脱などの骨盤臓器脱(性器脱)への手術療法として、TVT手術、TOT手術、TVM手術などを採用し、女性患者さんのQOL(quality of life:生活の質)の向上を目指すよう努力しております。尿失禁で困っているが、受診する勇気がないという方は多くおられます。当院では泌尿器科専門の医師、スタッフがしっかりと対応し、安心いただけるように努力しておりますので是非気軽にご相談ください。脳血管障害、糖尿病等による神経因性膀胱に対しては、尿流動態検査を行い排尿状態を正確に評価し、出来るだけバルーンカテーテルフリーの状態を目標に、治療を行います。バルーン留置継続が必要となった場合でも、カテーテル関連合併症を極力回避し、快適に過ごしていただけるように尽力いたしております。

骨盤臓器脱

骨盤臓器脱とは女性の骨盤の中にある子宮、膀胱、直腸などの臓器が、出産などで緩んだ膣の中に落ち込み、膣壁を押し出す形で体外に脱出してしまう病気です。軽症であればペッサリーの自己着脱や生活指導を行い、重症であれば膣閉鎖術やメッシュを使用した修復術を施行します。股の間にピンポン玉が挟まっているような違和感を感じる、尿が出にくい、尿がもれるなどの症状があればぜひご相談下さい。

尿路悪性腫瘍

前立腺癌の早期発見・治療、膀胱癌の治療では経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-BT)や膀胱全摘・代用膀胱作成、腎癌、腎盂癌、尿管癌、精巣癌などに対する開腹手術を含めた治療を積極的に行っております。症例により腹腔鏡による手術治療も行っています。悪性腫瘍は早期発見・治療が第一ですので、検診科ともコンタクトを取り合い、泌尿器科にご紹介いただいた患者さまの早期発見・治療に尽力いたしております。また、腫瘍関連の合併症や症状に対しても、早急に原因を同定し、当科はもちろんのこと他科とも連携し迅速に対処しております。

血液浄化療法室

「進行した末期腎不全に対する透析導入(血液透析、腹膜透析)」、「他科との連携による血液透析における合併症時の入院透析」、「急性腎不全・多臓器不全・自己免疫疾患・炎症性腸疾患などの血液浄化療法」を担当します。多人数用透析液供給装置としては20台のベッドサイドコンソールを有し夜間透析にも対応し、個人用透析装置(CHDFも含めて)を用いての集中治療室・救急病床での対応も可能です。
医師、看護師、栄養士、薬剤師、ソーシャルワーカーが連携しながら、腎臓の働きから各種血液透析の治療内容、食事内容等の栄養指導、血液透析から腎臓病に関連した医療制度まで説明いたします。

⇒ 血液浄化療法室のご案内はこちらよりご覧下さい。

手術実績

医師紹介

名誉院長

平尾 佳彦

出身大学 奈良県立医科大学(昭和47年卒業)
資格 医学博士
日本泌尿器科学会指導医、評議員
日本腎臓学会功労会員、指導医、法人評議員
日本癌治療学会功労会員、評議員 
研究領域 泌尿器科腫瘍学(膀胱癌:光力学診断、腎癌;無阻血腎部分切除術、前立腺癌小線源組織内照射など)
医療標準化(前立腺肥大症、前立腺癌などの診療ガイドライン作成)
医工学(無拘束生体計測システムの開発など) 特許7件(うち腫瘍関係2件)
所属学会 日本泌尿器科学会(指導医、評議員)
日本腎臓学会(功労会員、指導医、法人評議員)
日本癌治療学会(功労会員、評議員)
日本泌尿器内視鏡学会(元理事長・理事)
日本マイクロウェーブ手術研究会(理事)
国際泌尿器科学会(理事2006~2010、2012~2014、2012年年次総会副会長)
日本性機能学会(理事)
日本Mens Health 医学会(理事)ほか

院長

坂 宗久

出身大学 奈良県立医科大学(昭和59年卒)
資格 医学博士
日本透析医会学指導医・専門医
日本泌尿器科学会指導医・専門医
日本性機能学会専門医
日本癌治療学会暫定指導医
専門領域 泌尿器科一般 腎不全外科 腎不全 血液浄化療法
所属学会 日本透析医会学
日本泌尿器科学会
日本性機能学会
日本腎臓学会
日本癌学会
日本癌治療学会
日本移植学会
日本泌尿器内視鏡外科学会(評議員)
日本老年泌尿器科学会
日本内分泌外科学会
日本医療マネジメント学会
日本緩和医療学会
大阪透析研究会(幹事)
腎移植・血管外科研究会
医の質・安全学会 等

泌尿器科 医長

松下 千枝

出身大学 奈良県立医科大学(平成15年卒)
資格・専門医・認定医 日本泌尿器科学会指導医・専門医
専門分野 泌尿器科一般、排尿障害、
女性泌尿器科
所属学会 日本泌尿器科学会
日本透析医学会
日本排尿機能学会
日本女性骨盤底医学会
日本骨盤臓器脱手術学会
関西STOMA研究会(世話人)
日本老年泌尿器科学会 等

泌尿器科 医長

篠原 雅岳

出身大学 奈良県立医科大学卒業
資格・専門医・認定医 日本泌尿器科学会専門医
日本がん治療認定医
専門分野 泌尿器科一般
所属学会 日本透析医学会
日本癌治療学会
日本泌尿器・内視鏡学会
日本性感染症学会
日本泌尿器科学会

このページの先頭へ