腎・泌尿器科センター

診療担当表

最近のお知らせ

  • 手術支援ロボット“ダヴィンチ”導入

  • 日本泌尿器科学会中部総会 発表
    あおがきシンポジウム16
    シンポジスト「高齢者に優しい前立腺肥大症治療 ツリウムレーザー前立腺手術」
    一般演題「膀胱癌術後再発に対する抗癌剤投与後に治療関連骨髄異形成症候群を
    発症した一例」
    一般演題「陰茎増大目的に自己挿入した陰茎異物が尿道内に迷入した1例」

  • 経尿道的水蒸気治療(WAVE)導入

  • 第12回PVP研究会学術集会 シンポジウムにて発表
    「ツリウムレーザーによる前立腺肥大症手術の強み」

  • 第36回日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会総会 発表
    一般演題「抗血栓薬服用前立腺肥大症患者に対する前立腺蒸散手術の有用性HPS-PVP、200W ThuVAPの手術成績の比較」

特色

1995年5月に泌尿器科および腎センター(血液透析)を開設し、現在では此花区で唯一の外来・入院を兼ね備えた腎・泌尿器科です。多彩な泌尿器疾患に対して、最新の医療機器を積極的に導入し、的確な診断と丁寧な説明を行い、病状を理解していただいた上で安全で体に優しい低侵襲治療を行っています。

当院泌尿器科の主な診療内容

※太文字・青字・下線で記載している箇所はクリックで詳細を表示できます。

【排尿機能障害】

常に作られる尿は、膀胱に一定量溜まると気持ち良く排尿されます。しかし、排尿の回数が多い(頻尿)、排尿後に残った感じがする(残尿感)、尿が出にくい(排尿困難)・漏れる(尿失禁)などの排尿異常があれば、快適な日常生活が損なわれます。当科では排尿異常に対して膀胱圧・尿流の同時測定検査や携帯式尿流量計を用いた排尿日記を用いるなど、総合的な排尿機能検査を取り入れています。特に夜間頻尿は排尿機能障害に加えて、水分や塩分の過剰摂取や夜間睡眠時無呼吸症候群の関与もその一因とされ、当科では総合的に診断を行っています。

●男性の排尿障害の中心である前立腺肥大症に対しては、薬物療法に加えて短期入院で可能な低侵襲レーザー手術(ツリウムレーザー前立腺蒸散術:ThuVAP)を導入しています。ツリウムレーザー前立腺蒸散術の案内チラシはこちら。

●女性の排尿障害で多い頻尿や尿失禁には、常勤女性医師を中心に過活動膀胱を含めて骨盤底の解剖や機能を的確に評価し、病状に合わせた多彩な治療を積極的に取り組んでいます。薬物療法に抵抗する間質性膀胱炎尿失禁骨盤臓器脱には低侵襲手術を、また難治性の過活動膀胱にはボツリヌス療法を行っています。

【尿路結石症】

腎・尿管結石に対しては、本邦最速のCTで的確に診断し、対外衝撃波による結石破砕に加えてQuanta Lithoレーザーと軟性腎盂・尿管鏡を用いた経尿道的砕石術を導入し、低侵襲な治療をしています。

【前立腺がん】

前立腺がんに対しては、大阪陽子線クリニック(外部リンク)と医療連携し、陽子線治療の有効性の向上と合併症の低減を図るため、金属マーカーとスペースOARを留置しています。
手術を希望する方に対しては、当院でも2024年4月より手術支援ロボット”ダヴィンチ”を導入し、前立腺のロボット支援手術を行うことができるようになりました。

【膀胱がん】

微小腫瘍を可視化できる最新の光力学診断を用いた経尿道的膀胱腫瘍切除術を2019年から導入しています。

【男性機能障害】

特殊外来の案内はこちら。

【排尿障害】

男性の排尿障害の中心である前立腺肥大症に対しては、薬物療法に加えて短期入院で可能な低侵襲レーザー手術( ツリウムレーザー前立腺蒸散術:ThuVAP)、 経尿道的水蒸気治療(WAVE)を導入しています。ThuVAP、WAVEともに低侵襲で有効性の高い前立腺肥大症治療です。手術適応や治療方針につきましては、患者様と十分に相談したうえで、決めていきますので、お気軽にご相談ください。

【前立腺癌】

男性の多くが罹患しますが、早期発見早期治療による根治治療が期待できる疾患です。前立腺癌の診断は、まず血液検査で腫瘍マーカー (PSA) を測定し、一定以上であれば画像検査 (MRI) を行い、続いて前立腺針生検 (組織採取する検査で当院では腰椎麻酔をおこなう)で悪性所見を判断することが一般的です。
当院の特徴は、根治治療である手術と放射線治療のどちらも最前線治療が受けられること。手術では、根治的前立腺摘出術を行いますが、従来の開腹手術と比べ、ロボット支援下で行うため、傷口は小さく出血量も少量、術後の回復が早いことが特徴です。また、拡大視野で行うため安全であり、合併症や術後の尿失禁のリスクがとても軽減します。一方で放射線治療では、放射線の中でも陽子線を使用した治療を行っています。当院と連携している大阪陽子線クリニックでは、陽子線を用いることで一般的な放射線治療よりもより正確に、前立腺の周囲組織 (膀胱、直腸) へのダメージを軽減することが可能です。 診断から治療まで迅速かつスムーズに行うことができ、治療においても最新の技術を受けることができるのが当院で前立腺癌治療を行うことの大きな特徴となります。

【腎不全】

当院では夜間透析を行っているため、仕事の都合で平日の昼間に来られない患者さまにも問題なく対応可能です。また、当院では療養病棟やリハビリ病棟もあるため、透析患者で日常生活動作に制限がある人でも、長期間入院透析を行うことができます。管理栄養士による個別栄養指導も受けることができるため、退院後の食事形態や内容の相談や提案もさせていただきます。
腎機能障害による症状や疾患に対して、暁明館透析クリニック、腎臓/内分泌内科と連携し保存期腎不全の管理から末期腎不全に対する腎代替療法(透析)・透析合併症まで、夜間透析や入院透析を含めて積極的に治療しています。
当院の透析についてはこちら

経尿道的水蒸気治療(WAVE)

詳しくはこちらをご覧ください。

経尿道的ツリウムレーザー前立腺蒸散術(ThuVAP)

詳しくはこちらをご覧ください。

手術実績

診療担当表

泌尿器科
午前 1診 平尾 米田 青木(勝) 1・3週
篠原(雅)
2・4週
豊島
2診 篠原(雅) 岩本 陽子線
平尾
(完全予約)
陽子線
1・3週
平尾
2・4週
篠原(雅)
(完全予約)
岩本 1・3週
初鹿野
午後 1診 篠原(雅) ※【特殊外来】
1・3週

完全予約
女性専門
松下
1週
喜馬
2.3.4週
青木(勝)
2診 (SAS)
平尾

※【特殊外来】:第1・3週 男性更年期障害・ED外来(坂)

医師紹介

名誉顧問

平尾 佳彦

出身大学 奈良県立医科大学(1972年卒業)
資格 医学博士
日本泌尿器科学会指導医、評議員
日本腎臓学会功労会員、指導医
法人評議員
日本癌治療学会功労会員、評議員
研究領域 泌尿器科腫瘍学(膀胱癌:光力学診断、腎癌;無阻血腎部分切除術、前立腺癌小線源組織内照射など)
医療標準化(前立腺肥大症、前立腺癌などの診療ガイドライン作成)
医工学(無拘束生体計測システムの開発など)
特許7件(うち腫瘍関係2件)
所属学会 日本泌尿器科学会(指導医、評議員)
日本腎臓学会(功労会員、指導医、法人評議員)
日本癌治療学会(功労会員、評議員)
日本泌尿器内視鏡学会(元理事長・理事)
日本マイクロウェーブ手術研究会(理事)国際泌尿器科学会(理事2006~2010、2012~2014、2012年年次総会副会長)日本性機能学会(理事)日本Mens Health 医学会(理事)ほか

名誉院長

坂 宗久

坂宗久名誉院長
出身大学 奈良県立医科大学(1984年卒)
資格 医学博士
日本透析医会学指導医・専門医
日本泌尿器科学会指導医・専門医
日本性機能学会専門医
緩和ケア研修会修了
多発性嚢胞腎協会PKD認定医
VA血管内治療認定医
専門領域 泌尿器科一般
腎不全外科
腎不全
血液浄化療法
所属学会 日本透析医会学
日本泌尿器科学会
日本性機能学会
日本腎臓学会
日本癌学会日本癌治療学会日本移植学会日本泌尿器内視鏡外科学会(評議員)日本老年泌尿器科学会日本内分泌外科学会日本医療マネジメント学会日本緩和医療学会大阪透析研究会(幹事)腎移植・血管外科研究会医の質・安全学会 等

泌尿器科 部長

篠原 雅岳

出身大学 奈良県立医科大学卒業
資格・専門医・認定医 日本泌尿器科学会専門医・指導医
日本透析医学会専門医
日本がん治療認定医
緩和ケア研修会修了
医学博士
専門分野 泌尿器科一般
所属学会 日本透析医学会
日本癌治療学会
日本泌尿器・内視鏡学会
日本性感染症学会
日本泌尿器科学会

泌尿器科 医長

岩本 崇史

岩本医師
出身大学 奈良県立医科大学卒業
資格・専門医・認定医 日本泌尿器科学会泌尿器科専門医・指導医
日本泌尿器内視鏡学会泌尿器腹腔鏡技術認定医
日本排尿機能学会専門医
da Vinci System Training Console Surgeon 資格
専門分野 泌尿器科一般
排尿障害
所属学会 日本泌尿器科学会
日本透析医学会
日本癌治療学会
日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会
日本排尿機能学会

 

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